暴走機関車
暴走機関車
メナハム・ゴーラン
発売日:2006-01-25
おすすめ度 ★★★★★
売り上げランキング:51557
???アラスカの刑務所からマニー(ジョン・ヴォイト)とバック(エリック・ロバーツ)、ふたりの凶悪犯が脱獄し、貨物列車に乗り込んだ。しかし発車してまもなく、機関士が心臓発作で急死したために列車は暴走を始めていく。一方、ふたりを追う狂気の刑務所所長(ジョン・P・ライアン)はヘリで列車に乗り移ってきた……。
???黒澤明監督がアメリカで映画化する予定で記した脚本を土台にしつつ、大幅にアレンジを施し、ロシアのアンドレイ・コンチャロフスキー監督がメガホンを握ったサスペンス・アクション超大作。脱獄ものの要素に列車暴走のアクションといった娯楽要素が、あたかもロシア映画のごとき硬質の映像でつづられているのが新味で、その意味ではロシアに愛着を持つ黒澤の意図とも呼応するものがあるかもしれない。余計な人間関係などに執着せず、危機また危機の状況に焦点を絞ったことも逆に潔いものがある。凶悪犯役のふたりの熱演も見どころのひとつ。(的田也寸志)
★★★★★ 2006-08-21 スティーヴンの魅力が出ています
旧作ではありますが、スティーヴン・セザールシリーズの中で、上位を争える作品だと思います。しっかりしてるストーリーですので、飽きさせず休憩無しで鑑賞できると思います。年に一度は見ても良い映画だと思われます。※私的にはスティーヴンセザールの沈黙シリーズもハズレが無いように思います。
さすがやのぉ〜。 あたんまえたい!
★★★★☆ 2006-03-16 引き込まれます
学校の試験勉強の最中、TV放送されていた本作を何気なく見ているうちに、気がつけばラストまで夢中になって観てしまった忘れられない作品です。音声と映像そしてストーリー全てが重量感とスピード感で観る者を圧倒します。白銀の世界に漆黒の4重連機関車という映像が効いているのでしょう。マニーが仲間を救いただ一人決着をつけるため、先頭機関車を切り離し、車上に仁王立ちになったまま行き止まりに向けて疾走していくラストシーンは、BGMとテロップ、事情を察した(?)獄中の仲間の表情と相まって悲壮感にあふれ、観終わった後しばらく放心状態になります。DTS、吹き替え入りのリリースを強く希望します。
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