黒澤明DVDBOX THE MASTERWORKS 3 DVD BOXSET


黒澤明 : THE MASTERWORKS 3 DVD BOXSET
黒澤明
発売日:2003-02-21
おすすめ度 ★★★★★
売り上げランキング:16302


★★★★★ 2003-09-04 東宝制作のアンカー
〜黒澤ボックスは、東宝、大映、松竹から出ています。このボックスは、東宝のアンカーにあたります。
このアンカーにあたるボックスは、映画を凝縮した面白さが詰まっています。
まず、歌舞伎の勧進帳をベースにした虎の尾を踏む男達、喜劇の王様エノケンが出ています。
〜〜
政治をテーマにした悪い奴ほどよく眠るこれもとてもカッコいいサスペンスに仕上がっています。
後は、生きる、天国と地獄、隠し砦の三悪人、言うことありません。
黒澤のバラエティーに富んだ映画を満喫出きるボックスです。
現代劇が多いこのボックス時代劇はちょっとと言う人にはお勧めです。〜

★★★★★ 2002-12-02 生きるだけでも買う価値が・・・
生きるという映画を初めて見たのは高校生の時だった。
あまりの構成の見事さに、声を失った。
絶対に見るべき映画の1本です。未見の人、絶対見てください。
特に、90年代のクロサワ映画しか知らない人。なぜ、黒澤監督が
巨匠と言われるのかが分かります。

もちろん、天国と地獄、隠し砦の三悪人もオススメ。

★★★★★ 2002-10-08 泣く子も黙る黒澤作品群?
『虎の尾を踏む男達』は見方によってはコメディ。エノケンが出てます。
『悪い奴ほどよく眠る』は政治の嘘を皮肉たっぷりに描き現代にもピッタリはまる作品。
『生きる』は、ヒューマン路線の傑作。ラストは涙なくしては見られず。
『隠し砦の三悪人』は言わずと知れた『スター・ウォーズ』の原型。

そして一押しは『天国と地獄』。この重厚なサスペンスを見よ。特急「こだま」を使った身代金受け渡しシーンは鳥肌もの。全編にわたる緊迫感の連続は凄すぎる。後に誘拐犯の刑罰を実際に重いものに変えさせたほど社会的に問題を投げかけた大傑作。

★★★★☆ 2002-09-01 STAR WARSファンは見るしかない
まず何で星4つかというと、セットでしか買えないから。

それは、ともかく「隠し砦の3悪人」はぜひ見て欲しい。
何とあの「スターウォーズ」と全く同じストーリー展開なのだ。
それどころか、映像のカット割りやリズムなど酷似しているシーンが
頻発する。オープニング、ダースベーダーとオビワンの一騎打ち、

エンディング、レイヤ姫、R2D2、C3PO。うーん似すぎ。オビワンの役は、
イギリスの名優アレック・ギネスが演じていたが、三舟俊郎がやる
案もあったという。もしそうなっていたら。。。

もちろん、おもしろも折り紙つき。

この映画は「スターウォーズ」を見てから見たのだが、ほんとうに
「びっくり」だった。

★★★★★ 2002-08-01 語ればキリない傑作集
黒澤作品の素晴らしさを今更語る必要もないかと思いますが、このBoxには期待感で一杯です。

「隠し砦の三悪人」が、「スター・ウォーズ」キャラクターのベースになっている、などというエピソードは衆知の事実です。
とはいえ、そんな事は観はじめて直ぐに(それこそファーストカットで)忘れちゃうぐらい、この作品のインパクトは強いです!。

物語の1/3で主人公が他界してしまう「生きる」は、その脚本力/構成力の素晴らしさが際立ってます。
そして、何度観ても涙が出ます・・・でも気持ち良い涙です。
人生に「行き詰っていたり、悩んでいたり、意気消沈している」時、この作品の持つ力は、映画という枠を超えた存在意義を持っていると思います。

極めつけは「天国と地獄」です。

この超一級のスーパーサスペンス、その存在こそが信じられない程の大傑作です!。
その当時、「刑事モノ」の刑事さんたちは、皆カッコイイ存在だったそうです、世界的にも・・・。
そんな中「床を這いつくばったり」「コソコソ盗聴したり」「泥だらけで潜入捜査したり」という模写は強烈で、いまだにスーパーリアリズムを感じます。その他、語ればキリのない作品群のこのBoxセット。ファンだけでなく、万人にお勧めです!

>>もっと詳細を見る

黒澤明 DVDBOX THE MASTERWORKS 2 DVD BOXSET


黒澤明 : THE MASTERWORKS 2 DVD BOXSET
黒澤明

発売日:2002-12-21
おすすめ度 ★★★★★
売り上げランキング:16983


★★★★★ 2006-06-01 酔いどれ天使
何といっても『酔いどれ天使』がいいですね。最初は黒澤・三船コンビの初の作品ということで観てみたのですが、いざ観おわってみると志村さんが演じていた真田に強く惹かれるものがありました。いい台詞も沢山言ってるし呑んだくれで口も悪いんだけど根はとても良い人なんですよね。好きなシーンを挙げると松永のために新鮮な卵を買う所です。真田の優しさが垣間見えるいいシーンですよね。後は最後辺りに言う台詞も良かったなぁ。何か心にぐっと来るものが有りましたしね。黒澤監督の作品でこの作品を越えるものは自分の中では正直無いです。それ位好きな作品です。皆さんも是非一度観てみてください。

★★★☆☆ 2003-09-21 マスターはLD,vhsと全く同じものです。次回に期待
マスターはLD,vhsと全く同じものです。解説や資料も。デジタル技術は発達しているのでマスターから取り直すなどの努力をしてほしいものです。若いファンのためにも、戦後日本の偉大な遺産を最良の形で残しておいてほしい。このセットの価格は結構します。メーカーさんはこれで儲けて、近い将来、すばらしいマスターを使った再発をお願いします。

★★★★☆ 2002-12-24 椿三十郎
中盤で三十郎が若侍達を救い出すために向かった屋敷での殺陣が見物。カット数を数えてみてください。如何に凄い殺陣をしているか、これを見ずして、時代劇を語る無かれ。加えて、最後の仲代との立ち回り。これも背筋が凍るような殺陣です。

★★★★★ 2002-11-26 椿三十朗
私にとって黒澤の最高傑作は「椿三十朗」である。
それがようやくDVDとして発売され、喜ばしい限りだ。

ストーリー展開、自然で迫力のある殺陣、三船のかっこよさ。
そして衝撃の・・・。
あえて内容にはふれない。ふれてもこの面白さは伝わらない。

この作品を見ないことは罪である。

初めてみる人は字幕を入れることをお勧めする。

昔の映画ゆえ、音声が聞き取りにくい上に「八州回り」など
聞き慣れない言葉もでてくるからだ。

とにかくベストな状態で楽しんで欲しい珠玉の一本である。

★★★★★ 2002-10-08 泣く子も黙る黒澤作品群?
特質すべきは『用心棒』と『椿三十郎』。黒澤作品唯一の連作(しかし話は独立したもの)。とにかく、面白い。脂の乗った時期の娯楽傑作。
その他、ヒューマン作品が連なっているが『どですかでん』は後期の異色作。人間のエゴを巧みに描いて秀晩。
『影武者』は色々あったけどプロデューサーがコッポラとルーカス!!

>>もっと詳細を見る

黒澤 明 DVDBOXTHE MASTERWORKS 1 RECOMPOSED EDITION


黒澤 明 THE MASTERWORKS 1 RECOMPOSED EDITION
黒澤明

発売日:2006-12-15
売り上げランキング:13207

>>もっと詳細を見る

隠し砦の三悪人


隠し砦の三悪人
黒澤明

発売日:2003-03-21
おすすめ度 ★★★★★
売り上げランキング:10162


???戦乱の世の中、隣国の山名家と戦い敗れた秋月家の侍大将・真壁六郎太(三船敏郎)は、世継ぎの雪姫(上原美佐)を擁して隠し砦にこもり、軍用金とともに同盟国・早川領への脱出を試みる。
???黒澤明監督作品中でも、ハリウッドの時代大作を凌駕するスケールの大きさが誇らしいビッグ・エンタテインメント時代劇大作の優れもの。馬で逃走する敵を主人公が追いかけ、背中から真一文字にぶった斬るといったダイナミックな殺陣の数々は、その後のハリウッド映画アクションものでさまざまな形で流用されている。また、主人公らにまとわりつくふたりの農民(千秋実&藤原鎌足)も、後のアメリカ映画 『スター・ウォーズ』のロボット・コンビのモデルにもなった。いよいよ早川領への脱出シーンの際に、そこで主人公の味方となる旧敵(藤田進)が叫ぶ「裏切り御免!」は映画史上に残る名台詞。映像の1秒1コマに至るまで、ぴったり合わせた佐藤勝スペクタクル音楽の素晴らしさも特筆ものである。(的田也寸志)

★★★★★ 2006-10-01 これが代表作じゃないの?エンターテイメント魂
わくわく、ドキドキがとまりません。
のっけからカメラワークに惹きつけられます。(あの、落ち武者の登場のしかた!)
全く古さを感じさせない、話の面白さ、展開のテンポのよさ。
「七人の侍」は、あまりに長いため今となっては少々割愛したほうがいいんじゃないの?
と思いますが、この作品はちょうどよい塩梅。
もっとも当時映画は長いほうが観客は喜んだのでしょうが。

黒澤監督の代表作は「七人の侍」や「羅生門」だと思って最初に観て誤解してしまう人を増やすより、こっちを最初に見てもらったほうが入りやすいと思うんだけど。長さも手ごろだし。

ハリウッド映画に与えた影響がいかようなものか判る。
中学生ぐらいの子供に黒澤映画を見せるのだったら、まずこれでしょう。
そして高校生になったら「羅生門」も観てもらいましょうな。

★★★★★ 2006-09-06 藤原釜足と千秋実のコンビが何とも楽しい
監督の黒澤明が、「しんどいものを二本やったから、ひとつ追っかけ形式の面白い時代劇を作ってやろう、そんなきっかけでした」と語っている1958年(昭和33年)製作の映画。しんどかった二本とは、『蜘蛛巣城』と『どん底』のこと。
侍大将・真壁六郎太を演じた三船敏郎もよかったけれど、何より楽しかったのは、藤原釜足の又七と千秋実の太平の雑兵コンビのくされ縁、金銭欲をむき出しにしていがみ合うやり取りの面白さ。同郷のこのふたり、ぜーんぜん懲りない奴らなんですよねぇ(笑) 転んでもただでは起きない、その手にしっかり金を掴んでいなければ・・・・・・という、欲まる出しのふたり。「その金、おいらに半分よこせ」「やなこった。おらが先に見つけただ」などと言い争いながら、つかず離れず、雪姫逃避行の道中を共にする凸凹コンビ。あちこちでくすりとしながら、大いに楽しませてもらいました。
佐藤勝のテーマ音楽もいいっすねぇ♪ 軽快なマーチ調の音楽が、痛快なこの作品にぴたりと合っていて。冒頭のクレジット・シーンからわくわくしましたよ。
最後に、上原美佐の雪姫。彼女が一番生き生きと輝いて見えたのは、山中での火祭りのシーンでした。野性味が炸裂するこの火祭りの踊りの場面。一瞬の生の輝き、命の閃きを表現したこのシーンが心に残ります。

★★★★★ 2006-08-28 私の中での出色の黒澤作品。
時代劇黒澤映画・・・と言えば、どうしても、多くの人には、「七人の侍」が思い浮かぶだろうし、「椿三十郎」や「用心棒」などの方が、親しまれているのかもしれない。
しかし、私の中では、時代劇物として、黒澤映画の中では、出色の出来だと思われるのが、この作品である。

強欲で小心な、「庶民」というものの姿を通して、人間の生の姿を赤裸々なまでに描き出し、一方で、「欲」というもののもつ、凄まじい、それでいて、これほどに確かなものはないものを極めて的確に、そして、コミカルに描いた作品であり、その構成上も、一分の無理も感じられない逸品である。

また、武士に対する、この「庶民」の姿というものは、まさしく、映画公開当時の人々が持っていた、戦前の「官」というものに対する、「庶民」の姿であったろう。
そして、それは同時に、この、小心で、強欲で、それでいて、意外に利口な「世間」というものの姿、そのものでもあったのかもしれない。

★★★★★ 2006-07-17 哄笑 怒号 汗 光
黒澤明の諸作品でも 人気という点では 上位5本にはまず入る作品かと思っている。実際 この作品は三船敏郎の頂点の一つをなしている気がしている。アクションの切れ味、時折魅せる愛嬌等 三船敏郎の魅力が もう一杯詰まっている。

話の筋立ても非凡であるし 黒澤が脚本を練りに練った様子が目に見えてくる。実際 今の邦画に一番足りないのは 資金ではなく 途方も無く素晴らしい脚本なのだと思う。これは 才能を発掘する努力を邦画界が続ければ 必ず可能なはずだ。

映画として 小生が敢えて 難をつけるとしたら 前半部分がやや長い気がする点である。もう少し 前半を短く出来たら 更にひきしまった作品になっていた気がする。
しかし それは瑣末事に過ぎない。哄笑、怒号、汗、光が渦まく 未曾有の作品だ。

★★★★★ 2006-06-15 敵陣突破に挑む!
戦国時代を背景に、戦い敗れた大将が隠し持つ軍資金と世継ぎの姫と共に、困難な敵領域を突破しょうと試みる奮闘を描く、1958年製作・『黒澤 明監督』の痛快娯楽時代劇。
「山中家」と一戦を交え敗れた「秋月家」の残党は、お家再建の軍資金と世継ぎの姫と共に身を隠し、敵陣を突破しょうと脱出の機会を狙っていたが・・・・・・。
偶然にも軍資金(黄金)の一部を発見する百姓の太平(主演:千秋 実)と又七(主演:藤原釜足)の爆笑コンビの登場、孤軍奮闘する秋月家の大将・六郎太(主演:三船敏郎)の活躍。
また、敵・山中家の大将・田所兵衛(主演:藤田 進)との槍:槍の対決、‘裏切り御免’の策略で寝返りする救出劇、随所に描くハラハラ・ドキドキの危機一髪からの脱出など盛り込み、敵領域を突破する面白さは圧巻で、最後まで飽きさせない。
そして、熱演する太平:又七の爆笑コンビの葛藤劇が大いにいかされ、脇役を生かした作品の出来ばえには驚かされるが・・・・・。


>>もっと詳細を見る

七人の侍


七人の侍
黒澤明

発売日:2002-10-25
おすすめ度 ★★★★★
売り上げランキング:807


時は戦国時代。夜盗化した野武士の横暴に苦しむ農民たちは、侍を雇って村をまもろうとする。かくして集められた7人の男たちの活躍をダイナミックに描いた、巨匠・黒澤明監督の堂々3時間30分に及ぶ、古今東西の映画史上永遠に残る名作中の名作。
合戦シーンのすさまじさとリアルさは言うに及ばず(三船敏郎が「1本の刀では5人も斬れん」とストックの刀を用意するところはゾクゾクした)。7人の個性的面々のキャラクターの見事な描き分けもすばらしい。個人的には、リーダー格の志村喬のおおらかな威厳と、無口な剣の達人・宮口精二のニヒリズム、ユーモラスな加東大介が好みだ。農村の自衛を描いていることから、公開時は自衛隊礼讚映画といった批判の声もあがったが、無論今ではそんな無粋(ぶすい)なことを言う者はいない。(的田也寸志)

★★★★★ 2006-10-16 白い御飯が美味そうだ
観てる間中ぞくぞく鳥肌がたちっばなしで胸が熱くなる映画は久しい。勿論、映画の良し悪しはそれだけでは無いが。男に生まれて良かったと、日本人で良かったと、この映画を誇りに思う
否、老若男女を問わず国も時間さえも越えて人を熱くさせるのは周知の通り。『侍』と黒沢監督に憧憬をかさねる。観るのが遅く悔いたので躊躇してる方はすぐに観て欲しい

★★★★★ 2006-10-08 百姓は強く逞しい
一見、侍の映画だが、実は農民の強さを描いた快作。
貧しくても、強かに、侍を雇う百姓達。
落ち武者狩りで、武器を蓄える百姓達。
貧しいようでも、何でも出てくる食料。
まさに、日本経済の強さそのもの。
日本経済の高度成長を予見したストーリー。

侍達の清貧な倫理観の高さと、戦闘力の強さは、魅力タップリ。
民主主義日本の有るべき姿を強く示唆するのか?

役者それぞれの、キビキビした個性は、魅力タップリ。

何十回観ても、新鮮な感動に満たされる映画史上の至宝。
タップリ楽しみましょう。

★★★★★ 2006-09-24 久蔵について
いわずと知れた黒澤の大傑作。内容は僕がいわずとも・・・。そこで僕がいいたいのはただひとつ、宮口精二演じる久蔵!僕は七人の中で彼が一番好きだ。寡黙で、常に冷静で、無言実行。身のこなしが軽やかで、抜群に腕がたつ。男の子なら絶対に憧れるこのキャラクターを宮口精二が存分に体現している。たまに違う作品で宮口精二を観ると「あ、久蔵だ」と言っている自分がいる。
はじめ宮口さんはこの役を「侍なんてやったことないから、僕にはできない」と断ったらしい。それを黒澤が「撮り方でどうにでもなるから」と説き伏せて出演にいたったという。キャスティングにおいても黒澤は天才だったといえるだろう。宮口さんはのちにこの役を生涯で最高の役と言ったそうだ・・・。宮口精二の物静かな熱演を、どうぞご覧あれ。

★★★★★ 2006-09-13 古い邦画で白黒だからといって
敬遠すると損します。お勧めです。値段も手頃だし。
尺が長いんで鑑賞の際は「今日は見るぞ」って気合い必要かもしれませんが。
面白いのはまちがいないです。

★★★★★ 2006-08-28 あの時代だったから出来た名作!
以前、一回り上の人から、「おたくの親父さん達の世代まで、少し戦前の教育の色が残っているが、これが、うちの親父達の世代になると、もうまさしく七人の侍に出てくる百姓そのもの!」と言われたことがあります。
思えばこれは、うちの祖父には何となく思い当たる気がしまたね・・・。
以前、何度かこの作品は見たことがあったのですが、そういう目で改めてこの作品を見ると、又違った感慨があります。

百姓(庶民)とは、臆病でずるがしこく、全体のことなど見ようともせず、自分のことしか考えないし、オカミを恐れ、それでいて信用しない。
搾取されるから、何もない・・・と言っても自分の分だけはしっかり確保している。

以前、この作品を見たときは、思わず、黒澤明という人は、この時代に生きていたのではないか?と思いました。
しかし、あの作品からは、同時に昭和29年という(収録時は27〜28年ですかね。まだ生まれてませんが。)、祖父の時代の空気を感じました。
出ている俳優やエキストラも、あれはまさしく戦後の、1960年代までの顔だと思います。
今、あの作品を誰かに撮れと言っても、わらの中に潜り込んで寝たことのある役者なんていないでしょうし、黒澤作品はやはり、今となってはもう、誰も作り得ないあの時代だけの物なんでしょうね・・・。

>>もっと詳細を見る

生きる


生きる
黒澤明

発売日:2003-03-21
おすすめ度 ★★★★★
売り上げランキング:4220


無気力な日々を過ごしてきた公務員の渡辺(志村喬)は、ガンで後半年の命と知らされ、恐れおののき、嘆き悲しんだ末、市役所に懇願する人々の願にこたえて公園を作ろうと努力していく…。
黒澤明監督が、人間の尊厳を高らかにうたい上げたヒューマン・ドラマの傑作。そこにはどんな者であれ、人はここまで高められるのだという希望と同時に、ルーティンワークに甘んじる体制社会、およびそこに安住する人々への痛烈な批判も込められている。黒澤映画のいぶし銀、志村喬の代表作。自由奔放にふるまう部下のとよ(小田切みき)との交流の数々もせつなく印象的だ。後半、いきなり主人公の葬式シーンへと飛躍し、周囲の者が彼について回想し始めていくという構成も、実に大胆かつ秀逸。最期に主人公が公園で歌う流行歌『ゴンドラの歌』は、本作の功績によって今ではスタンダードな名曲として讃えられている。(的田也寸志)

★★★★★ 2006-10-18 これすげー
初めての黒澤明監督の作品だったが、すごっ!と思った

「見ている人がどんなことを考えるのか全部知ってますよ、結局やっぱなんもやんないんでしょ。でもやる人はやるでしょ」的なものを強く痛感した。僕は前者の方だったので、恥ずかしさがこみ上げてきた

見終わってもなんかやる気は沸かず、それを見透かされていることが、とても悲しかった

★★★☆☆ 2006-10-15 感動?
感動はしません。これを見て鬱にはなるけど、中年男性の絶望と希望が入り混じりながら、何よりも孤独を感じた時人間はこうなってしまう、と言う表現は怖いくらい伝わります。それなので感動はしません、リアルな人間模様に精神殴られる感じかな

★★★★★ 2006-10-14 コメディー
「この映画はコメディーだ」
観る前にそう聞かされていたので、コメディーなんだとおもって観ました。
冒頭の医者に胃潰瘍だと言われるシーンとか葬式とか、確かにアレだけ観たらコントみたいです。
それとディフォルメされたキャラクター達がコノ映画を重くなりすぎないようにしていると思いました。
避けられない死に直面した時、自分は何をするのだろう・・・

しかし、内容よりも何よりも志村喬です。本当に素晴らしい役者さんだと思いました。
面白い顔なのにカッコイイ!!
こんな素晴らしい役者が日本にいて、自分が生まれる前に亡くなっている。なにか感慨深いモノを感じました。

★★★★★ 2006-09-23 50余年前の日本人を観て
志村喬演じる主人公(中堅幹部公務員)が勤務する市役所の
日常、病院での病人達の振る舞い、ディスコなどの遊興施設で
の人々、男手一人で育てた息子が成人した後もなお注がれる主
人公の愛情と主人公を邪魔者扱いする息子夫婦の露骨な損得勘
定とのコントラスト、誰のための通夜なのか観ている側が気恥
ずかしくなる参列者達(市役所関係者だらけ)の見苦しい言動、
・・・作中どの一画を切り取っても、21世紀の今と根本はまったく
同じといってよい光景が展開される。
50年前の白黒フィルムの中の日本に、喩えようも無く日常の
リアリティを感じる。

ぐっときてしまったのは、焼香したい気持ち一途で着の身
着のままで(喪服の持ち合わせなどないのだ)主人公宅を訪れ
た貧乏長屋の主婦達が、遺影を見てただただ泣き崩れる姿で
あり、息子夫婦が亡父の遺徳を彼女達の震える背中にうっす
らとであるが初めて認めるシーンであった。

それにしても人生60年、55歳定年制の時代の人間の「老け
方」だけは今日とは隔絶したものを感じる。最初は冴えない
ボンクラ男を、後には病に蝕まれていく姿を、それぞれ強調
するためにあえて老醜におおわれた姿を志村は演じているが、
シナリオとしては実年齢52〜54歳くらいを想定していたので
はないだろうか。当時の外観年齢は今より15歳は高かったよ
うである。

★★★★★ 2006-09-13 重たい映画が嫌いなら
お勧めはしません。
自分の終わりが近いと知った初老の男の哀しみと、肉親に慰藉を求めて得られなかった
やりきれなさ。映画として完成されていて、感動はあるんですが。重たいです。
人間終局は一人にならざるを得ないんだよなあ、って我が身に寄せて考えてしまいます。

黒澤作品の「七人の侍」とこちらどちらが良い映画か、というのは気分で入れ替わるんで
すが6:4でこちらがベストだと思う日の方が多いです。

重苦しいけど、軽い映画ばかりでなくこういうのも見といて損は無いと思う。
ただやっぱり軽い映画が好きだって言う人には勧めずらい映画です。
でも見ておいた方がいいと思う、諄いけど。

>>もっと詳細を見る

黒澤明監督 松竹作品 DVDBOX <3枚組>(初回限定生産)


黒澤明監督 松竹作品 BOX <3枚組>(初回限定生産)
黒澤明

発売日:2002-12-21
おすすめ度 ★★★★☆
売り上げランキング:36378


★★★★☆ 2002-11-01 『白痴』完全版の夢
「白痴オリジナルシナリオ」とは、一体いかなるものだろう。
ボックスセットにつくおまけのことである。『白痴』単体DVDには、
ついてこない。ボックスセットを買わないと、手に入らない。
俺は、このおまけのために、ボックスセットを満を持して手に入
れるつもりだ。というのは、俺は、これが『白痴』のあの幻の

完全版のシナリオだと信じているからだ。今ある『白痴』は、映画会社
の命令により滅茶苦茶にぶった切られている。それでも、
俺にとっては、『白痴』は、『七人の侍』『野良犬』とならび、
もっとも大事な黒澤作品である。ドストエフスキーの原作とはかなり
違っているところもあるが、映画にしては、かなり深いところまで

踏み込んだつくりになっている。そこが、気に入っている点だ。
この作品が、わかりづらいのは、ぶった切られているからだと、
いう人もあるが、俺の希望としては、完全版であっても、わかりずらい
ドロドロの作品であったことを期待している。
ドストエフスキーの原作を完全主義者の黒澤が映画にした。

通り一遍のわかりやすさのために、黒澤が探求の手を緩めるとは
思えないからだ。
そういう真偽を確かめるため、あえてボックスセットを手に入れようと
する黒澤ファンは、俺だけではないはずだ。

>>もっと詳細を見る

黒澤明 創造の軌跡 黒澤明ザ・マスターワークス補完映像集


黒澤明 創造の軌跡 黒澤明ザ・マスターワークス補完映像集
黒澤明

発売日:2003-05-21
おすすめ度 ★★★★★
売り上げランキング:40329


★★★★☆ 2003-12-26 『AK』は必見
出来れば、単独で発売して欲しかったが、黒澤ファンでなくともクリス・マルケルの『AK』は必見です。『乱』のメーキングオブには二種類ありますが、こちらはスタッフ自身からも評価が高く、最良のドキュメンタリーです。「黒澤明の仕事は戦いである、、」。ちなみにナレーターは、蓮實重彦氏が担当しています。

★★★★★ 2003-05-25 立体的な黒沢分析が秀逸
外国の製作によるドキュメントなど、改めて黒沢監督の偉業を立体的に分析できる素晴らしい映像作品集が出た。DVDで全作品が手軽に見られるようになった今こそ、こうした作品があることが、私のような「後追い」ファンには嬉しいし、きっとオンタイムで黒沢作品を楽しんできた人にも感慨深いものがあるのではないだろうか。

どれも黒沢監督へのリスペクト溢れる素晴らしい構成と編集により正に一級品であるが、あえて興味深かった部分としては、DISC1のインタビューアウトテイク集をあげたい。特に、礼賛一辺倒になりがちなこうした作品の中で、篠田正浩監督は、やはり同業の監督としての矜持も覗かせつつ、「○○は惨憺たるものだが、△△は本当に素晴らしい」といったメリハリある評論を展開している!。全てに同意するかどうか、は別にして、こうした多面的な評価こそが黒沢監督の新たな面の発見につながるような気がする。

>>もっと詳細を見る

椿三十郎


織田裕二が主演の公開中映画「椿三十郎」のオリジナルはこれです。 椿三十郎
黒澤明

発売日:2002-12-21
おすすめ度 ★★★★★
売り上げランキング:8913


『用心棒』大ヒットの翌年に製作された続編的要素をもつ作品。お家乗っ取りに暗躍する悪家老一味と、血気盛んな若侍たちの確執に、(今回は椿と姓を名乗る)三十郎(三船敏郎)が巻き込まれていく。
原作は山本周五郎で、黒澤明監督も今回は肩の力を抜いて、ホノボノとした明朗感を大切にしながら演出。しかしその中で、正義の城代家老の妻(入江たか子)に「あなた(=三十郎)は抜き身の刀のよう。でも本当にいい刀は鞘に収まっている」とサラリと言わしめ、力をコントロールすることの大切さをさりげなく説いているあたりもうまい。クライマックス、敵方の室戸半兵衛(仲代達矢)との一瞬の居合対決は、今でも語り草となる凄絶なシーン。当時、三船の殺陣は、もはやフィルムのコマに刀が映っていないほどすばやいものだったと言われている。(的田也寸志)

★★★★★ 2006-10-24 いまだからこそ必見
黒澤明という名前を聞くだけで古いからと見る気がしないと
いう人がいたらぜひこれを見てください。
私も黒澤映画をたくさん見るようになったのは最近ですがこの映画のおかげです。
特に構える事なくとても楽しめる娯楽作です。

来年公開予定の織田裕二主演のリメイク版が先日クランクインしたそうです。
正直、織田裕二では荷が重いと思うので期待より不安の方が大きいですが
これをきっかけにこの作品を見る人が増えればと思います。

★★★☆☆ 2006-10-15 う〜ん
どうしても用心棒の印象が強いので、この作品が薄く感じてしまう。
こっちを先に見て用心棒を見たらすっきりするのかな?どうしても用心棒のおまけ的な映画としか思えない作品。

★★★★★ 2006-10-04 娯楽を見直した、絶句。これこそ娯楽。
もっと早く観ていたら人生が変わったかもしれないと思うぐらいすごかった。
文句のつけようのない娯楽性がそこにあり、近年映画と称されているもののすべての作品がその焼き直しに過ぎないことを知ったような衝撃だった。
二十台になってようやく、今初めて本格的に黒澤明を鑑賞したわたしは、昨今大量に生産されている刺激物のような、神経が鈍磨した娯楽作品たちによって、黒澤作品が模されることによってその中に埋め尽くされ、覆い隠されているような有様を創造してしまった。
以前に映画を二十回も観る古い世代がいるということを聞いたことがあった。それまでは、そこまで映画に執着するのは大変な努力だな、と考えていたわたしはようやく分かった。
ここに本家本元が存在していたのだ。
黒澤作品と出会った瞬間にその理由を実感した。まるで目からうろこが落ちる思いであった。まさにこの作品は二十回観るに値するのだ。いや、二十回観ても飽きないのだ。それがただすごい。今まで生きていてこれほど『観れる』映画を観たことがない。
さらには、初めて『シナリオを読んでみたい』と思わされた作品だ。
見事なまでの二重構造の嵐!三十郎は敵なのか味方なのか?観客も一瞬だじろぐほどの三十郎の、そしてミフネの演技、黒澤監督の巧妙の演出!
そして圧巻の『転』。まるでエモーショナルなイメージボードの神がかり的な交錯プレーを垣間見たような感動がある。
さらにはとどまることを知らない、転が終わってもなお、一生脳内の残滓に残ってしまいそうな決着劇まで用意されているとは予想できなかった。
まさに娯楽。神がかり的!
映画で本当に心が満たされた。黒澤監督アリガトウ!

★★★★★ 2006-08-16 最後のシーン!!!
story
藩の御家騒動に巻き込まれた三十郎が、腹黒い家老たちの不正を暴こうとする若侍たちを手助けして大活躍します。
point
ご存知、黒澤明監督時代の時代劇。「七人の侍」は本当にすごいのであえてこっちを選んでみました* 実は「姿三四郎」と混同していたんですが、こっちのほうがおもしろいと思います。この映画は最後のシーンのためにあるといっても過言ではないと思います、0.1秒の最後の決闘!何回も観たけど、やっぱり速すぎてみえません。三船敏郎すごすぎ*
追記:織田裕二がリメイクに挑戦するそうです。どんな感じになるのかなぁ*

★★★★★ 2006-08-05 三十郎よ何処へ行く 
場所は桑畑から、椿屋敷へと移る。今回の三十郎は対比の妙。超マニュアル人間の若侍集団VS究極アンチマニュアル三十郎。抜身の三十郎VS泰然自若平常心の奥方。一見切れ者実はなまくら菊井VS「馬さえ丸顔」睦田、そして椿の赤と白。今般はやりの劇画タッチすら感じてしまう分かり易さに「はっははは」と笑ってみている、と、最期の決闘シーンで度肝を抜かれる。仲代半兵衛曰く「身体が宙に浮くのを必死に抑えた」ほどの血しぶきだったとか。やはり黒澤映画が「ははは」で済むわけもないね。頭を地べたに擦り付け、感謝と畏敬の念で見送る若侍たちに「鞘に入ってろ」と去る三十郎。その背中には、入るべき鞘などあるはずもなく、抜身で生きる人生を選んだ男の覚悟と孤独がにじむ。クールで深い幕切れだ。


>>もっと詳細を見る

黒澤明 : 大映DVDBOX


黒澤明 : 大映BOX
菊田一夫

発売日:2002-09-06
おすすめ度 ★★★★★
売り上げランキング:35046


★★★★★ 2002-09-28 羅生門
羅生門。ああこれほど美しい映画があろうか。これは白黒映画ならではの美しさでは無いだろうか。三船敏郎の躍動感。語り尽くされてはいるが、森の中でのライティングの素晴らしさ。ラストの衝撃。アメリカでは先日ハイクオリティーで有名なクライテリオンから発売されたが、手軽に(と言っても値段は高いが、、、)リージョンを気にせず、見れるのは有り難い。

>>もっと詳細を見る
Category
サイトマップラス
Powered by SEO対策
リンク
★北海道グルメ大使お取り寄せ
★覆面調査ミステリーショッパーならファンくる
★誰でもできる記憶術・記憶法
★アフィリエイトで寝てる間に貧乏脱出
★ポジショントーク
★自然素材が大好きだワン
★やったるぜFX外為証拠金取引
★鎌倉・逗子・葉山のおいしい物ぶらり旅
★サプリメント!サプリメント!っていうけどね
★ペットOK 専門館
★【ポケバイク】通販ショップ紹介サイト
★アフィリエイト必須ツール
★できる人がこっそり読んでるE-BOOK
★競馬メインレース必勝法
★パチンコ 勝つ人負ける人
★倖田來未(こうだくみ)エロい壁紙画像を暴露
★倖田 來未のエロかわいい DVD 画像 壁紙
★エロかわいい?画像動画集
★結婚した人がこっそり読んでたE-BOOK
★浮気問題でお悩みの方へ
★女性専用キャッシング
★横浜で豊胸したい方へ
★豊胸は豊胸手術より自分でできる通販で
★仮性包茎を自分で治すキット通販
★フットバスが安い激安通販専門館
★メルマガ・無料レポート厳選案内所
★モテる方法モテる男の秘密
★男の悩み110番 激安通販専門館
★情報の激安販売インフォゲッター
★低反発ルール適合LOW-TPドライバーが安いのは低反発ルール適合LOW-TPドライバー専門通販
★黒沢明監督作品DVDBOX激安通販専門館
★大人買いが安くてお得!大人買いドットコム
★女優松嶋菜々子DVDBOX激安通販専門館
★溝口健二監督作品DVDBOX激安通販専門館
★北野武監督作品DVDBOX激安通販専門館
★伊丹十三監督作品DVDBOX激安通販専門館
★木下恵介監督作品DVDBOX激安通販専門館
★成瀬巳喜男監督DVDBOX激安通販専門館
★小津安二郎監督 DVDBOX激安通販専門館
★俳優石原裕次郎 DVDBOX激安通販専門館
★注文住宅を建てたい!
★ネット限定の激安通販トリプルエースビジネス
★検索エンジンで稼ぐネット生活情報激安通販
★おもしろサイト
★ネット限定ホームページ売上プラス
★DVDBOX激安通販TV
★DVDBOX激安通販日本映画
★ネット限定男の悩み解消激安通販
★ネット限定女性の悩み解消激安通販
★ネット限定こだわりの逸品激安通販
★ネット限定お金の悩み解消激安通販
★ネット限定ビジネスで稼ぐ情報激安通販
★インスタントブログアフィリエイト簡単に短時間で小銭を稼ぐ方法
★結婚相談所にはまだ登録するな
★審査甘いキャッシング会社比較
★浴室テレビが安いのは
★プエラリアが安い通販専門館
★セルライト除去セルライト通販専門館
★フットバスが安いフットケア通販専門館
★売上アップのことなら電脳卸
★エクセレンス青山に登録
★タレントオーディション募集中応募はこちら
★楽天市場ネットショップ成功の秘訣
★あなたの会社を高く売却する方法
★通販百貨店.com


inserted by FC2 system